小さい時に悲惨な状況で、大人になっても同じような状況になってしまう理由

大阪北浜でヒプノセラピー(催眠療法)、クラニオセイクラルセラピー、エネルギー療法をしているアンセラです。(サイトはこちら→Ancella)

小さい時に悲惨な状況で、大人になっても同じような状況になってしまうということがあります。

例えば、子供の時に親からDVを受けていて、大人になってお付き合いした人や結婚相手がDVをする人だったとか。
端から見たり聞いたりしたらなんで???
ですよね。
なんでまたそんな人選ぶん、と。

これには複数の理由があります。

まず、トラウマの再演という、過去の体験を無意識のうちに再現して、あの出来事を今度こそ乗り越えたいと無意識の願いが働いています。
ですが、傷ついた心のままでは対処ができず、また繰り返してしまいます。

次は、内的モデルという最初の親子関係で得た形を作ります。
その中に親の愛は「愛=支配、恐怖、我慢」というのが彫り込まれていたら、大人になっても無意識に安心安全な関係よりも不安定な関係を選んでしまいます。
愛の形の記憶の再現です。

次は自己価値の歪みです。
暴力や否定の中で育つと、「自分にはそれだけの扱いしか値しない」といったコア・ビリーフ(根底の思い込み)が形成されます。
そのため、優しくされると落ち着かない、居心地が悪いと感じてしまい。
逆に自分を粗末に扱う人といると“なぜかしっくりくる”ように感じてしまうことがあります。

次は未処理の感情が癒されていないことです。
子どもの頃に感じた「怖い」「悲しい」「助けてほしい」といった感情が、当時は安全に出せず心の奥に凍結しています。
その感情が癒されないまま残っていると、
似たような出来事が起こった時に強く反応し、同じ状況を引き寄せやすくなります。

次は安心を知らないことによる混乱です。
暴力や恐怖の中で育つと、神経系(自律神経)が常に緊張状態に慣れてしまい、
「穏やかで安心な状態」を“退屈”“危険”と感じてしまうことがあります。
これもまた、安全な関係を避け、不安定な関係に戻ってしまう原因になります。

これらは、全部が無意識のプログラムです。
無意識にこれらの理由で、同じような状況になってしまうのです。

では、どうしたらいいかなんですが
まず、癒していただくのが大前提です。
どうやって癒すのかなんですが。

まずインナーチャイルドを癒す。
そして、自分のコア・ビリーフを見つけて書き換えるです。

コア・ビリーフはインナーチャイルドがその時の状況で決めたことが多いです。

簡単にコア・ビリーフの書き換え方を書きます。

まず、コア・ビリーフとは、
「自分とはこういう人間だ」
「人とはこういう存在だ」
「世界とはこういう場所だ」
という、人生の土台になっている“根っこの信念”です。

たとえば──

「私は愛されない」

「私は価値がない」

「人は信じると裏切る」

「私はいつも否定される」
など。

これらは多くの場合、**子ども時代の体験から無意識にできた“生き残りの知恵”**なのです。
サバイバルプログラムとも言われています。
でも大人になってもそのまま使っていると、人生が息苦しくなります。

1:気づく

まず、「今の行動・感情の背景にどんな思い込みがあるか」を見つけます。


出来事:恋人にLINEを無視されると、激しく不安になる。

感情:怖い、置いていかれる感じ。

思い込み(コア・ビリーフ):
→「私は見捨てられる存在だ」
→「私は大切にされる価値がない」

ポイントは、「その感情の根っこにある“自分に対する言葉”」を探すことです。

2:その信念の“由来”を見つける

その思い込みは、どこで身につけたのかをたどります。


「小さい頃、親がよく怒鳴っていた。
泣くと『うるさい、面倒だ』と言われた。
だから“私は大事にされない”と思い込んだのかもしれない。」

こうして、“当時の自分”がその信念を持たざるを得なかった理由を理解します。
これは自分を責めるためではなく、理解するためです。

3:事実を見直す(検証する)

信念を支える“証拠”と“例外”を見比べます。


信念:「私は大切にされる価値がない」

証拠:子どもの頃、無視された。

例外:友達が心配してくれたことがあった/職場で頼られることがある。

この“例外”を探すことが、書き換えのカギです。
(無理やりポジティブに考えるのではなく、「それだけじゃないかもしれない」と気づく程度でOK。)

4:新しい信念を“体に覚えさせる”

新しい信念をただ言葉で置き換えるだけではなく、実感を伴う体験とセットにします。

例:書き換えの練習
旧ビリーフ:「私は愛されない」
新ビリーフ:「私は愛されるに値する」

練習方法:

自分に優しい言葉をかける(「今日もよくやったね」など)

小さな「優しくされる体験」を受け取る練習(ありがとうを素直に受け取る、手伝ってもらう)

「私は大切にされていい」と言葉にして、呼吸をゆっくりする

少しずつ“安心”を体で覚えていくと、新しい信念が自然に根づいていきます。

コア・ビリーフはインナーチャイルドが関係しています。
上記のやり方と、そのコア・ビリーフを決断したインナーチャイルドを癒していただければと思います。

「ふーん、人って大変やな」(天国のもも)

そやねん、犬や猫ちゃんってシンプルやもんね。


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無意識のプログラムやけど、自分のコア・ビリーフに気づいたら、同じようなことにはならないと感じます。

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大阪でヒプノセラピー(催眠療法)やクラニオセイクラルワーク、エネルギー療法をやっています。
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