治りたくない権利

大阪北浜でヒプノセラピー(催眠療法)、クラニオセイクラルセラピー、エネルギー療法をしているアンセラです。(サイトはこちら→Ancella

ひどい便秘のクライアントさんが来られました。

何を試しても無理で、今は強力な下剤を飲んでいるとのこと。

お話を伺っていると、楽しいことは、この便秘があるからできない。

旅行や、グルメが好きなのに、全くできない。

今までで楽しかったことは何ですか?と聞くと。

何年か前のお正月の3日間が楽しかった、と。

理由を聞いたら、便秘にならなくて、お薬なしで過ごせたから。

便秘に関して、両方面から(便秘になって得たもの、失ったもの等)お聞きするも、便秘があるから何もできない、良いことはない、という答えが返ってきます。

と、同時に、きついお薬を飲みながら、こんなきつい薬を飲んだらだめなのに飲んでと、罪悪感を感じて飲んでおられます。

う〜〜ん。

この便秘はこの方の何からきてるのだろう...。

「寂しさ」

と言う言葉が浮かんできました。

いつからかお聞きすると、お母さまがお亡くなりになられたぐらいから、便秘が発症したそうです。

この方の寂しさが、頑固な便秘として表現されているのだなと。

自分の気持ちに気づいていただきたいので、気づいていただくように問いかけをおこないましたが、便秘があるからから離れない。

気づいて欲しくて、寂しいと言うことを感じたのですが、と言うと

「そうよ、便秘が治らないから、何もできなくて寂しいのよ」

そうなんですね。

私が思っている寂しいのとちょっと違うかったのですが。

これはこの方の考え方を変えていただくしかない、と思い、

「便秘の状況でも、楽しいことがある、楽しいことをしてもいい」

「今の私の便秘の状態では私はこの薬が必要」

とご提案をさせていただいたのですが、心には響かなかったみたいです。

これ以上は、ご本人さんの問題です。

そういえば、私のセラピーの師匠のトリシアから言われた言葉があります。

「治りたくない権利も認めてあげてください」

きっと、これなんでしょう。

ご自分では気づいていないことがあるかもしれないし、今はまだ、受け入れられないかもしれない。

考え方が変われば、状況も変わります。

ただ、こんな考えもあるんだよ、と情報を提供したことで、時期が来たら気づいてくださるかなと思っています。

なってない

そうやね。
なった人と同じような共感はできないかもしれないけど、想像はできるので、気持ちはわかります。
なってないから、違う視点や俯瞰した考え方もできると思います。


最近てんかんを起こすももにポチっをお願いします。その時、自分に何が起きているのかわからないみたいです。

私もそうですが、何事もその人に合ったタイミングがあるんですね。

Ancella の紹介

大阪でヒプノセラピー(催眠療法)やクラニオセイクラルワーク、エネルギー療法をやっています。
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