どうして自分の願う状況にならないか

旧知のクライアントさんとの会話の中で

自分のまわりに似た人が集まっている気がする。

という会話から、誰と誰がどういうふうに似ているか聞いてみると

パートナーが怒りっぽい、

それは誰と似ていますか？と聞くと。

自分の父親だと。

聞くところによると、父親がかっとなったら、投げ飛ばされたり、暴力を振るわれたりだったとのこと。

小さい時からそういう状態なので、それがあたりまえになっていて、
中学校の時に、友人の話を聞いて、自分のところが違うというのがわかったとのこと。

また、父親も会社をおこして、倒産して、また会社を起こしてと波瀾万丈な人生を送ってきたとのこと。
そんな家なので、裕福だったり、お金がない状態になったりとかで、経済状況もたいへんです。

ご自身はシングルマザーで子供さんは発達しょうがいで不登校でと、平穏無事ではありません。

お話を聞きながら、普通の家庭がいい、普通の生活がいい、普通という言葉が何回もでてきました。

普通ってなんですか？

って聞いたら、家族がそろってご飯を食べたり云々

で、もっと、その人の普通を掘り下げて、聞いていくと

「普通はたいくつ」

「いろいろあったほうがおもしろい」

はい、でました。

根底に上記の考え方があるのですから、そのクライアントさんがいいいなと思う普通は、ムリです。

それに気づかれて、そういえば、今までパートナーを選ぶときも、安定した人は選んでこなかったです、と。

きっと、そのクライアントさんの意識にある普通は、世間に多い普通ではなく、いろいろあるのが普通の状態なのかなと思いました。

自分が思うような状況にならないというのがあれば、根底に反対の思いやちがう思いが潜んでいると思います。

それはどうして？と、どんどん自分自身に問うてみると根底の思いがでてきます。

ご自身の根底の思いをみつけてください。

みつけたら、それに向き合って、もう必要ないと思えば、手放して、まだ必要と思うのであれば、どうして必要と思うのか考えてみてください。

ほんとにね、よくまっすぐに生きてこられたなと思います。えらいです。まねできないわ。

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願う状況にならないか、これって、私もあります。
止めているのも、自分なのです。